18年、お待ち申し上げました - 十二国記待望の新作でついに完結。
18年お待ち申し上げました。
18年ですよ18年。
そのころに産まれた子供がいまじゃ選挙にだって行ける。
あの頃少年だった私はもう、胃もたれに悩まされる歳になってしまった。
十二国記、18年待ったんだよ
18年待ちました。十二国記の新刊。
18年、書けばたったの3文字。しかし実際にはとても長い年月です。
2019年になってやっと続編が出たと話題のキングダムハーツ3ですら、1作目から数えても17年です。
無念の果て、奪取した核で連邦軍艦隊を消滅させたガトー少佐ですら、臥薪嘗胆3年。
あと5回消される……!!うおお逃げて連邦軍……!!
リアルタイムで十二国記の物語が進んでいたなら、いまごろ慶も落ち付き、巧には新王が登極してることでしょう。
新王次第ではヒロインの半獣 楽俊は巧に帰国して国官を務めてられているかもしれない。なんなら楽俊が巧王になっている可能性だってある。
そんな十二国記ですが、2019年発表される新刊が完結編となるらしい。
仙にでも召し上げていただけなければ続編を読むことは叶わないかものと覚悟していたものが、ついに完結します。
もっと続いてほしかったな、と思う一方、ちゃんと終わってくれることにちょっとほっとしてる。
2度刊行し直されてる
ちなみに十二国記シリーズ、もともとは講談社X文庫ホワイトハートレーベルから刊行されていました(魔性の子だけ新潮)。
若年層向けのラノベなのに大人にも人気が出たため、誰でもどこでも読みやすいよう表紙を変更&挿絵をカットした小説版が講談社文庫から刊行されました。
それからさらに時が経ち、シリーズごと移籍する形で新潮社から完全版が刊行されています。
2019年発売予定の本編最新作も新潮社版完全版の新刊として刊行されます。
一応、地理や人物設定などに細かい違いがある(らしい)のですが、内容は初期のホワイトハート文庫版や講談社文庫版から大きく変わっていません。
すでにホワイトハート版や講談社文庫版をお持ちの方は完全版を買い直さなくてもいいでしょう。
とはいえ18年。設定がかなり練られた作品なので、細かい部分が記憶から抜け落ちた方も多いのではないでしょうか。
これを機にいま一度 月の影 影の海(もしくは魔性の子)から読み直しましょう。
私はサンタさんにおねだりして新潮社完全版を全巻セットで買ってもらいました。
遅読の私が半月足らずで全巻読破したのは、我ながらすごい集中力だったと思う。
最新刊の発売は2019年中予定
ゲーム界の巨星として発売されたFF15は、10年の年月をもって超リアルなおにぎりを作って見せました。
そして十二国記の本編は黄昏の岸 暁の天を最後に18年。
これはハードルが上がりますねぇぇぇええ。
とかなんとか言って私自身はリアルタイムで読んでいたわけではないので、実際に待ったのは13年ほどですけど。
ともかく、戴に麒あれ慶に幸あれ。
そして敬愛してやまない我らが供王 珠晶様に出番あれ。